【50歳代の二人以上世帯】ウチの貯蓄は「1500万円」、老後は夫婦で旅行を楽しみたいです!
【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄1500万円~2000万円未満の割合 ・7.9% ●【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄1500万円以上の割合 ・31.8% ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1684万円 ・中央値:810万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1500万円以上は31.8%。 平均は1600万円を超え、中央値は800万円を超えました。
シニアの現在の楽しみは「旅行」
ソニー生命保険株式会社が、全国のシニア(50歳~79歳)の男女に対し、「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチしました。 これによると、シニアの現在の楽しみ1位は「旅行」で39.9%、次いで「テレビ/ドラマ」、「グルメ」という結果に。 こちらの調査対象は50歳~79歳ですので、まだ現役で仕事をされている方も含まれます。 リタイアすれば自由に使える時間が増えますので、旅行の機会が増えるかもしれません。 また、現役時代には時間的な制約により断念した長期滞在の旅行も楽しめるでしょう。 老後生活のためだけでなく、ご夫婦でリタイア後の生活を楽しむためにも貯蓄に励みたいものですね。
2024年は計画的に貯蓄しよう
これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄1500~2000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。 確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。 先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。 2024年は新NISAスタートの年。 貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。 資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集や勉強が重要となります。 これを機に、2024年のご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」 ・金融庁「新しいNISA」 ・出所:ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2023」
和田 直子