日本のクラスター対策「世界から注目」 19日導入のアプリ「是非ダウンロードを」―安倍首相
安倍晋三首相は18日、記者会見し、17日に閉会した国会を振り返り、「まさにコロナ対応の150日間だった」と語った。安倍首相は「150日前、全く未知の部分ばかりだったウイルスも少しずつ特徴が見えてきた」とした上で「リスクの高い人だけを特定し、積極的に検査を行い、陽性者を速やかに発見する。いわゆるクラスター対策は、社会経済活動と両立する形で感染の拡大を防止するきわめて、有効な手段だ」と訴えた。 【会見ノーカット】安倍首相が国会閉幕で会見 コロナ対策や経済再開への道筋は そして、「経済活動の回復に向けて取り組んでいる世界の中で、いま我が国のクラスター対策に注目が集まっている。密閉、密集、密接、3つの密を避けることによって日々の仕事や暮らしを続けながら感染を予防できる。これもクラスター対策を進める中で得られた知見であり、世界中で認識されるに至っている」と語り、日本式の新型コロナウイルス対策が世界から一目置かれていると訴えた。
接触確認アプリ、19日導入
感染者と濃厚接触したことが疑われる場合に通知が送られるスマートフォン向けアプリを19日から導入し「クラスター対策をもう一段強化する」とも強調。「速やかな検査につながるシステムとなっている。個人情報は全く取得しない、安心して使えるアプリなので、どうか多くの皆さんにダウンロードしてもらいたい」と呼び掛けた。