ノックを受ける阪神・森下翔太　＝甲子園球場（撮影・根本成）

阪神・森下翔太外野手（24）が24日、甲子園で秋季練習を行った。日本代表として出場する11月の「ラグザス　presents　第3回WBSCプレミア12」に向け、シーズンとは異なる左翼でノックを受けた。 〝侍仕様〟で日の丸を背負う準備を着着と進める。秋季練習3日目。森下は左翼のポジションに入ってノックを受けた。 「代表になったら誰がどこにいくかわからないので、いつでもできるように。自信を持って（宮崎合宿に）行くために練習しておこうかなと」 今季は守備に就いた127試合全てで右翼を守った。しかし万波（日本ハム）らが名を連ねる日本代表で試合に出るには、普段と違うポジションをこなすことも求められる。昨年出場したアジアチャンピオンシップでも左翼で先発起用された。持ち前の勝負強い打力を生かしてチームに貢献するためには、虎のときとは異なる立ち位置になることもいとわない。 新たに2軍打撃コーチに就任した梵コーチは、日本代表では内野守備走塁コーチを務める。この日も笑顔で言葉を交わし新コーチは「『馬車馬のように使うからな。覚悟しとけ』と言っています」と、冗談交じりにハッパを掛けた。 29日に始まる大会前の合宿初日まで残り僅か。森下は「あっち（代表）に行ったときにけがもしないように、体作りもこの期間にしっかりやっていきたい」と意気込んだ。虎の誇りも胸に日本に大会連覇をもたらすべく、入念な準備を重ねていく。（中屋友那）