挑戦者の田丸辰が「志朗選手がベルトを持っていてもパッとしない」とこき下ろすも志朗は淡々「KOできる確率は100%に近い」【RISE】
「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」(9月8日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が9月7日、都内で開催された。 メインイベントで行われる「RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で対戦する王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)は55.00kg、挑戦者の田丸辰(TRY HARD GYM)は54.95kgで規定体重をクリアした。 2人は「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)のメインイベントで今回同様、志朗に田丸が挑戦する形で対戦したのだが、1R終盤に起きたバッティングで志朗が鼻骨を骨折。2R開始直後にドクターチェックが入り、試合続行不可能という裁定が下され、試合はノーコンテストに終わった。その後、ともに早い時期での再戦をアピール。今回の対戦が実現した。 計量後に行われた会見の冒頭、田丸は「明日は3月の続きができると思うと楽しみ。期待してくれるとうれしい」、志朗は「明日は3月の続きではないが、5Rかからないで、自分が世界王者というところを見せる」とそれぞれ語った。
2人の前に伊藤隆代表が「ビッグマッチのメインは想像を超える試合をしないといけない」と語ったのだが、田丸は「正直、僕らを見た時に“何かやってくれるかな?”という期待感を持てるのは僕だと思う。僕が圧倒的に志朗選手に何もさせずに、志朗選手が焦る顔を見せられたり、KOでとかダウンを取って明確な差をつけて勝つのが一番面白いのかなと思う」と語り、RISEの世界王者像については「強いのはもちろんだと思う。ベルトを巻いてから“その選手はどこまで行くんだろう”といった期待感が大事だと思う。志朗選手がこのベルトをずっと持っていてもパッとしないというか。僕がベルトを巻いたら“田丸はどこまで行くんだろう。どんなステージまで行けるんだろう”という期待感が持てると思うので、そういう選手が持つべきベルトなのかなと思う」と随所で志朗をこき下ろす。 一方、志朗は「明日はメインが軽量級なので、しっかり勝ち方を意識したいとは思うし、今回は今まで見せたことのない動きとかも練習できたので、そこは期待してほしいし、自分がどれくらいそれを見せられるかということに自分自身も期待がある」「RISEの世界王者は自分とチャド選手の2人だけ。1試合1試合に責任感がある。RISEだけでなくキックボクシング界を背負っていかないといけないという思いが必要だなと思っている。すごく責任感のあるベルトだと思う」と淡々と返した。
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