【総裁選2024】2回投票は必至⁉そこから見える自民党の「陰と陽」とは(記者解説)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年8月31日に公開された動画のテーマは「自民党総裁選 ちょっと気が早い新総裁予想」 昨日の動画では、自民党総裁選に向けての各陣営の駆け引きを語っていただきました。続いて、総裁に近い候補者を大胆予測?産経新聞デジタル報道部政治担当デスクの水内茂幸氏と、朝日新聞の前政治部長の林尚行氏のお2人は「気が早すぎる」とぼやきつつ、総裁選の動向を左右する変数を読み解きました。 【このトピックのポイント】 ・大混戦すぎる自民党総裁選の、投票のプロセスを確認 ・2回の投票は「陰と陽」?派閥が解体しても結局変わらないの? ・やっぱりカギは政策の骨太な議論
99%の確率で決選投票 その理由は?
収録日(8/29)時点で立候補が取り沙汰されている方々はこちら。この中でも立候補というスタートラインに立てるのは8人、という予想がありました。 水内茂幸氏「大混戦ですよねえ」 林尚行氏「大混戦なだけに、ちょっと気が早いですよ」 外れる前提でお願いしたいと苦笑する、ゲストのお2人です。 総裁選は次のステップで進みます。 党員票+国会議員票の投票 過半数を超えなかった場合、決選投票を実施 水内氏は「決選投票になる可能性は9割9分。過半数を集められるほどカリスマ性のある方は申し訳ないけれどいらっしゃらない」とコメントします。 林氏が、数字をもとに補足します。 国会議員票の367票の分配 8人立候補とすると……推薦人だけで160票、本人を入れて168票。 残りの200票を8人で分け合い、かつ過半数を獲得するためには、ひとりで100票以上を集めなければならない 林尚行氏「党員票も367票ありますが、ひとりだけ図抜けて党員票が集まる人がいるんですかと。世論調査を見ただけでも上位が並んでいるということは分散している。水内さんが言われる通り、9分9厘決選投票」