超わかる! 初心者向けコーヒー豆の選び方&ペアリング。スターバックスのスペシャリストに聞いた、これさえわかればもっと楽しくなる基本編
コーヒー豆の個性を決める産地の違い。まずはラテンアメリカ、アフリカ、アジア/太平洋で区別しよう
次にコーヒー豆の個性について。豆の種類によっても変化しますが、栽培に適した地帯を世界地図に表した“コーヒーベルト”があるほど、コーヒーにとって産地は重要な要素です。若林さん「生産地による味の違いは、結構はっきりとしています。先に説明した焙煎は、コーヒー豆本来の個性を活かすためでもあるんです。そのため、コーヒーに飲みなれたと感じたら、次は生産地について考えると面白さに厚みが増します。今回は、ラテンアメリカ、アジア/太平洋、アフリカと、大きく3分割してコーヒー豆の特徴を捉えます」 ラテンアメリカ 国ではブラジルが有名。ナッツやチョコレートのような味わいです。バランスがとれていて、香ばしさもあるため最もコーヒーらしい印象。デイリーに飲みやすいのが魅力です。 アフリカ 国ではケニアやエチオピアが有名。フルーティーで、爽やかな酸味が特徴的です。個性がはっきりしている分、好きな人はどっぷりとハマってしまう魅惑的なコーヒーです。 アジア/太平洋 国ではインドネシアが有名。どっしりとしたコクが特徴です。酸味は少なく、後味にはバターやシナモンのようなコクを感じられます。
さらにコーヒーが楽しくなるフードペアリング。そこにはロジックがあった!
フードペアリングは、コーヒーの楽しみ方を倍増させます。そこで今回は、誰でもわかる基本的なフードペアリングのロジックを教えていただきました。若林さん「まずは、コーヒー焙煎度と食べ物の重量感を合わせるのがベースの考えですね。焙煎が浅いものには、口当たりの軽い食べ物を。コクが深くなればなるほど、重めの食事を選ぶと良いです」教えていただいたロジックを元にして考えられた「スターバックス」の商品を、実際にペアリングするとこんな感じ。 「ブロンドロースト」(中深煎り・浅め) 軽い飲み口に合わせて、素朴で軽い軽食のようなスイーツやパンをチョイス。 クロワッサンやトーストなど、朝食と楽しむのにぴったりのペアリングです。 おすすめの「スターバックス」商品:「バウムクーヘン」 「ミディアムロースト」(中深煎り) 中煎りの良いところはバランス力。どんなものにも合わせやすいコーヒーです。浅い焙煎よりも香ばしさがあるため、生地の重量を感じられるフードをチョイス。満足感の高いコンビネーションです。 おすすめの「スターバックス」商品:「チョコレートチャンクスコーン」、「アメリカンワッフル」 「ダークロースト」(深煎り) どっしりと力強い味わいを楽しみたい深煎り。バターケーキやチョコレートをたっぷり使ったブラウニーもぴったりです。苦みがちょっぴりキツイと感じた時には、ミルクを加えることで、マイルドな味わいに。 おすすめの「スターバックス」商品:「シナモンロール」「チョコレートクリームドーナツ」