五輪での高さ対策、最終予選の4番ではなく3番でプレーした赤穂ひまわり「出る前は『今は3番、3番』と頭の中で唱えています(笑)」
「ここからはチームとしての強度、約束事をしっかり突き詰めていく期間」
基本的にマッチアップする相手が3番だとスピード、4番だとパワーが増してくる傾向にある。赤穂は「どっちも嫌なんですど……」と前置きしつつ、「大きい相手にゴリゴリ来られるとヘルプに来てもらわないといけない場面が出てくるので、しっかり1対1で守れるのは小さい相手かなと思います」と、個人の戦いでは3番の方が対処しやすいと考えている。 国内最後の強化試合を迎えたことで、「ここからはチームとしての強度、約束事をしっかり突き詰めていく期間です」と赤穂は語り、自身のテーマをこう続ける。「試合をやる度によくなっていかないといけないと思いますし、個人としては3番、4番の頭の切り替えをうまくしていきたいです。実戦であまりやっていなかったので、そこでコミュニケーション、ローテーションの切り替えをしっかりやっていきたいです」 そして五輪直前に行われるフランス、ベルギーとの練習試合に向けて、次のように意気込んでいる。「そこまでいったら本番に近い状態でやると思うので、今まで積み上げてきたモノをどれだけ出せるか。そこでうまくいかないとよくなので、そこはしっかりとやりたいです」 赤穂が3番、4番ポジションの両方でしっかりと機能すれば、日本の戦いの幅は間違いなく広がる。赤穂が日本の勝ち上がりを左右するカギとなると言っても過言ではない。
バスケット・カウント編集部
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