豪州5バックの前に「攻めあぐねてしまった」 上田綺世が試行錯誤…「なかなかチャンスを作るまでいけなかった」
日本代表は15日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節でオーストラリア代表をホームに迎え撃ち、1-1で引き分けた。 試合を通じて攻めの主導権を握った日本だが、最後のところに差しかかってもオーストラリアの5バックが立ちはだかり、オウンゴール合戦での1-1に終わった。 攻撃も攻めるわりにチャンスが少なく、FW上田綺世もゴールに向かうシーンが限られ、試行錯誤しながらのプレーに終始。試合後、こう振り返る。 「相手が後ろに枚数をかけて、スペースと距離感がない状態でブロックを敷いてきたなかで、ちょっと攻めあぐねてしまった」 「どういうふうに引き出して、どういう動きが効果的なのかを考えながらやったけど、なかなかチャンスを作るまでいけなかった」 その結果、なかなか中で連携しての崩しに持ち込めず、高身長の選手が並ぶオーストラリアの土俵となる外からの勝負が多かった。 「相手の守備陣形もそうだし、相手が3バックで1枚余らせて対応してくるなかで、くさびのコースがなかった」 「相手の距離感も近くて、中央を固く守ってきた。クロスを上げさせて、そこで必ず弾くスタイルだったし、そこに対して1枚上回れなかった」 26歳が現チームにタレントが多いサイドを生かしながらの攻撃を継続していきたいとする一方で、中の選択肢も増やす必要性を説く。 「(伊東)純也君とか、(中村)敬斗とか、(三笘)薫くんとか、サイドアタッカーにいい選手がいる」 「よりいい状態で一対一をさせてあげられるように、ストレスがないように、チームとしてボールを動かして、人が動いてっていうのをした」 「それでゴールシーンもそうだけど、チャンスを作れたし、今後もやっていきたい」 「外、外になりすぎると、やっぱりそこも対応しやすくなる。中の選択肢も、もうちょっと作れたらよかった」
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