不倫が妻にばれた後、けんかで…弁護人「首を絞めたことは?」被告「もめている時にあったかな」 元長野県議の妻殺害事件 妻には「感謝、離婚する気はなかった」
不倫関係の女性について
また、不倫関係の女性についての質問では― 弁護人: 「浮気がばれて離婚する気はあった?」 丸山大輔被告: 「なかったです」 弁護人: 「浮気がばれた後、どういう気持ちで不倫を続けていた?」 丸山大輔被告: 「一緒にいて楽しい。相性がいいと思いそのまま継続していた」 弁護人: 「不倫相手に『離婚の話が進んでいる』と言ったのはどうして?」 丸山大輔被告: 「関係が発展しなかったのできっかけになればと思って」
事件前夜について
続いて、事件前夜についての質問―。 検察側は、「議員会館で同僚議員との二次会を中座して、自室に戻った後、車で塩尻市の自宅まで行って犯行に及んだ」と主張している。 弁護人: 「二次会の途中で部屋に戻った?」 丸山大輔被告: 「翌日に質問が控えていたことと質問の仕上げをしなければと思い戻った」 弁護人: 「部屋に戻った後は、何をしましたか?」 丸山大輔被告: 「質問をやろうとしたと思います。それで資料を取り出して、準備したと思いますが」 弁護人: 「どのような準備をしたんですか?」 丸山大輔被告: 「覚えていません」 弁護人: 「何時頃、寝ましたか?」 丸山大輔被告: 「わかりません」 弁護人: 「議員会館と自宅を往復したことはありますか?」 丸山大輔被告: 「ありません」
妻の遺体と対面して…
長男からの電話を受け、自宅に駆け付けた時の質問では―。 弁護人: 「妻の遺体と対面してどんなことを感じた?」 丸山大輔被告: 「本当に亡くなっているんだなと…」 弁護人: 「検視の結果を聞いてどのようなことを思った?」 丸山大輔被告: 「どうしたらそんなことになるのか。不思議だなと」 弁護人: 「希美さんはどのような思いでいたと思う?」 丸山大輔被告: 「子どもたちを見ていなければ死ねないと言っていたので、無念だったし、悔しい思いをしたと思う」 被告は淡々と質問に答えていたが、妻の遺体と対面した時の話などでは、言葉に詰まる場面もあった。 11月20日は検察側による被告人質問が行われる予定だ。 (長野放送)
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