武豊&坂井瑠星が大井競馬でトークショー フォーエバーヤング、ヤマニンウルスの話題に盛り上がる
大井競馬場に武豊&坂井瑠が参戦-といっても“本職”のレース騎乗ではなく、重賞「第45回サンタアニタトロフィー・S3」が行われた31日、「JRAジョッキーズ・トークステージ」のゲストとして登場した。 開門(13時30分)前の午前10時ごろから熱心なファンが続々と競馬場に押し寄せ、17時55分のステージでは多くの若い女性競馬ファンをはじめ、何重にも輪ができた。福原直英アナウンサーの進行で、今年前半を振り返ったユタカは「G1レースは勝てなかったけど、4500勝を達成できました」と笑顔。同アナから「海外なども含めて5000勝も見えてきましたね」と振られると、「そこはいきたいですね」と意欲を見せた。 父が大井競馬の元騎手で現調教師であり、“大井競馬育ち”の坂井は「ただいま」とあいさつすると、「お帰り!」の黄色い声に満面の笑み。フォーエバーヤングとのコンビなどでドバイ、香港など国内外を忙しく駆け回った今年前半を「時差ボケになっている暇もないぐらいハードでしたが、高松宮記念も勝たせてもらえたし、充実した上半期でした」と相好を崩した。 フォーエバーヤングではケンタッキーダービーに挑戦して惜しくも3着。ゴール前は2着馬と激しくぶつかり合うシーンもあったが、「横から手が出てきましたからね。それだけすごいレースなんですね。今まで乗ったレースとはレベルが違ってました。聞いていたより圧倒されました」と振り返った。ユタカも「別格ですね。華やかさがあるし、スポーツのビッグイベントという感じのレース。日本のジョッキー、みんな応援してましたよ。勝ったと思ったけどね。でも、ダートでも日本の馬が、しかも本場アメリカで、もう全然負けていないことが分かったね」とうなずいた。自身がスキーキャプテンでケンタッキーダービーに挑戦(14着)したのが95年。ちょうど坂井と同じデビュー9年目だったことには「奇遇だねえ」と感心していた。 そのフォーエバーヤングについて、坂井は「ジャパンダートクラシック(10月2日・大井)からブリーダーズC(11月2日・デルマー)を目指す予定です」と改めて宣言すると、会場から大きな拍手が湧き起こった。負けじとユタカも「順調ならオーサムリザルト(デビューから無傷6連勝でエンプレス杯をV)で、BCディスタフ(11月2日・デルマー)へ。門別のブリーダーズゴールドカップ(8月27日)を使って行く予定です」と言うと、こちらも大きな拍手に包まれた。 デビューから無傷5連勝でプロキオンSを制したヤマニンウルスにも触れて、「はっきり決まっていないけど、チャンピオンズC、東京大賞典に出したい馬ですよね」と話した。場内の盛り上がりは最高潮に達していた。