車検事前メンテで発覚したら、車検取得後の「事後メンテ」で改善!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.19
事後メンテナンスでリヤブレーキシュー交換
リヤブレーキに関しては、他の軽トラと同様にドラムブレーキ仕様なので、ドラムを引き抜いてブレーキパネルに取り付けられるシューの摩耗を点検しなくてはいけません。
そこでドラムを引き抜き取り外すと、左右の前後シューはいずれも「アウト目前」だと判明です……。リヤのドラムブレーキには、サイドブレーキ機能もあるため、シュー交換には様々なノウハウがあります。また、走行32万キロオーバーだったこともあり、ドラムとシューの摩擦面の減り具合も相当なものでした。
すると「ドラムブレーキはクリーニングと調整だけ済ませて、車検取得後にブレーキシューは交換、ドラムは内面研磨後に組み立てましょう」という「事後メンテナンス」を提案して下さるプロメカニック。 事後メンテナンスとは言え、当然ながら車検場で検査ラインに入り、すべての点検項目で「〇」にならないと継続検査はパスできません。そんな状況を理解した上で、継続車検の日程を予約して、プロメカニックでありバイク仲間の地元にある軽自動車協会へ青帽サンバーを持ち込み、車検をパスさせました。 それでもやっぱり、機械は正直です。リヤブレーキの検査では、一回目には「×」が出てしまいました。「もう一度」のサインが出た2回目の検査では、ブレーキペダルを押しつぶすように思い切って踏み込み、「〇」評価を頂けました。さすが百戦錬磨のプロのお仕事です。 継続車検から数日後にバイク仲間のガレージへ向かうと、リヤブレーキシュー4枚(左右それぞれの前後)が準備され、ブレーキシューの「事後交換」を行いました。作業の工程はギャラリー写真とキャプションを参考にしてください。
たぐちかつみ