【尼崎ボート SGグランドチャンピオン】菊地孝平 “最強の武器”復活の瞬間が刻々と迫る
<尼崎28日4、8R>尼崎ボートのSG「第34回グランドチャンピオン」は予選3日目が行われた。2日目まで2、1、3着と順風満帆だった菊地孝平(45=静岡)だが、6号艇で臨んだ3日目7Rは最下位6着。1コーナーで3番手争いに加わっていただけに「今のレースは悔しい」と唇をかんだ。 しかし、舟足の感触は変わらず良好だ。「目立つ足ではないが自分好みのレース足や行き足になっている。伸び型の調整をしていないのに展示タイムが出ているのもいいところ」。仕上がりを語る表情は終始、明るかった。 さらに菊地の最強の武器も復活しつつある。「前節の宮島G1からスタート勘にズレがあったが、2日目の後半レースからは勘がつかめてきた。質のいいのが行けた」。艇界No・1と評される菊地のスタート力が火を噴く瞬間は刻一刻と迫っている。 28日の予選最終日は4R5号艇と8R2号艇。軽快な舟足と鋭いスタートを武器に、準優勝戦進出を懸けた勝負駆け2走を突破する。