大草直子さんが今欲しくて迷う!【フェンディ】の名品中の名品バッグ|STORY
今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
FENDIのPEEKABOO
「いないいないばあ!」を意味する「PEEKABOO」。フェンディの名品の1つである、そのバッグを最初に手に入れたのは、今から13年くらい前でしょうか? 色や素材を迷いましたが、1つ目ということで、クラシックな黒の表革にしました。金具はゴールドで、学校行事からカジュアルにも、本当にたくさん合わせました。その後、チャームを付けたり、また違うイメージでコーディネートし、もちろん今でも現役です。 その後、柔らかなシボ感のあるレザーの「PEEKABOO」も購入。そして今また、とても気になっています。 先日、銀座のギャラリーにアート好きの長女と出かけ、その帰りに涼を取るために立ち寄った銀座のブティックで見たのが、この新作でした。丁寧で品がありながら、フレンドリーな接客をしていただき、その対応にも感動し、思わず「買います」と言いそうになりました。が、値段も値段なので、「考えます」と店を後にしました。 ただ、こうして原稿を書いていると、また欲しくなるというループ。柔らかな赤みを帯びたタブ色は、黒と合わせると、その強さを甘くしてくれるし、ブラウンの同系色でまとめてもドラマティック。インターレースで施された「FF」ロゴも、名品バッグに、新しさとスピード感をプラスしてくれます。 同素材の太めのストラップは別売りですが、実用的にも絶対買うべき。合計100万円強。うぅぅ、迷います(笑)。 【クラシックさと革新と。大人に必要なのは二面性】 イタリアらしい色出しと、かっちりした四角いフォルム。けれど金具やストラップや、加工はカジュアルで。大人のおしゃれには両方必要です。バッグ「PEEKABOO」〔H21×W27×D11cm〕¥847,000ストラップ¥168,300(ともにフェンディ/フェンディ ジャパン) 大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。昨年に続き、遅い夏休みは、イタリアのプーリアで。穏やかな気候、優しいローカルの人たち、そして何よりおいしい食事とワイン。最高です! 撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2024年11月号掲載時のものです。