＜マスターズGCレディース最終日＞優勝カップを手に笑顔のイミニョン（撮影・井垣　忠夫）

　◇女子ゴルフツアー　NOBUTA　GROUPマスターズGCレディース最終日（2024年10月20日　兵庫県　マスターズGC＝6506ヤード、パー72） 【写真】＜マスターズGCレディース　最終日＞18番、大会を制したイミニョン（撮影・中辻　颯太） 　最終ラウンドが行われ、イ・ミニョン（32＝韓国）が14アンダーで2年ぶりのツアー優勝を果たした。ミニョンはツアー通算7勝目。畑岡奈紗（25＝アビームコンサルティング）、岩井明愛（22＝Honda）と終盤までもつれ込んだ接戦を制し、今季30代初の優勝者となった。 　第3日に5位から出たイ・ミニョンは4バーディー、ボギーなしの68をマークし、岩井明とともに通算13アンダーの首位で迎えた最終日。 　バーディー発進と最高の滑り出しを見せ、5番でも一つ伸ばしたミニョンだったが、6、8番でボギーを叩きこの日イーブンで折り返し。勝負のバックナインも11番で再びボギーを叩き厳しい表情を見せたが、14、15番で連続バーディーを決め詰めかけた観衆から大歓声が沸き起こった。 　単独首位で迎えたラスト3ホールは、ピンチの連続を何とかしのぎ、畑岡と岩井明に1打差で2年ぶりとなる歓喜の瞬間を迎えた。 　最後、パーパットを決めると、ホッとした表情。控えめな笑顔を見せた。 　「久しぶりの優勝なので、今もまだ、どういう気持ちか分からないです」と笑みをこぼしたイ・ミニョン。18番、少し距離が残ったパーパットについて「外してもいいと思って」しっかり打ち込み、入った瞬間は「鳥肌が立ちました」と振り返った。 　表彰式では大会アンバサダーを務めるイ・ボミさんからチャンピオンブレザーを贈呈された。