40代から要注意!?男性だけじゃない「加齢臭」対策4選【薬剤師に聞いてみた】|美ST
3.加齢臭を防ぐためのするべきセルフケアって?
加齢臭を防ぐためには、体の外側と内側の両方からアプローチしましょう。今日からすぐに始められる対策法を紹介します。 (1)シャンプーや体の表面の対策皮脂を適切にケアして加齢臭を防ぎましょう。特に、皮脂の量が多い頭皮や背中はしっかりとした対策が必要です。 ただし頭皮の臭いを気にするあまりシャンプーで洗いすぎるのは逆効果。市販のシャンプーは洗浄力が強く、洗いすぎると必要以上に皮脂を洗い流して頭皮の乾燥を招きます。頭皮が乾燥すると過剰に皮脂が分泌されてしまうため、かえって加齢臭を強くする原因になってしまうのです。 シャンプーは1日1回。力を入れてゴシゴシ洗うのではなく指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。また、頭皮が湿っていると雑菌が繁殖しやすくなるため、お風呂から上がった後はしっかりとドライヤーで乾かしてください。 頭皮以外でも、皮脂や汗をこまめにケアして清潔に保つことが対策のコツ。体臭ケアに対応した汗拭きシートや制汗剤、薬用石鹸の活用がおすすめです。 頭皮と同様に、体をゴシゴシ洗うと皮膚常在菌のバランスが崩れて皮脂分泌が過剰になってしまうことがあります。体を洗うときは、ボディソープをしっかり泡立てて、背中や首など臭いが出やすい部位を中心に優しく丁寧に洗いましょう。 特に表面積が広く皮脂量の多い背中は念入りにケアして。
(2)衣服の臭いを消す 1日着た衣服はすぐに洗濯して臭いを消しましょう。衣服には皮脂が付着していたり繊維に臭いが染み込んだりしているので、着回したり脱いだ衣服を放置したりしていると、臭いの発生源となってしまいます。こまめに洗濯して、衣服から皮脂をしっかりと落とすことが重要です。 臭いが強く洗濯してもなかなか消えない場合には、つけ置きがおすすめ。40度以上のお湯に弱アルカリ性洗剤を混ぜた洗浄液に、10分程度つけ置きしてから通常通り洗濯を。臭いが消えない場合は少しずつつけ置きの時間を延ばして調整するといいでしょう。ただし一晩中つけ置きするのはNG。つけ置きしている洗浄液は衣類から多くの汚れが出ているため、一晩中つけ置きすると洗浄液の汚れを再吸収してしまう可能性があります。 (3)食事は動物性脂質の多いものを控え、抗酸化作用のあるビタミンを摂る体の内側からの老化防止策には、食事の改善も重要。食べ物も臭いに大きく影響します。脂肪分は加齢臭の原因になる過酸化脂質を増やすため、牛肉、豚肉、バター、チーズ、揚げ物など、動物性脂質の多い食品は控えましょう。野菜や果物、発酵食品など、抗酸化作用のある食品は積極的に取り入れるのがおすすめです。 特に、ビタミンA、C、Eには活性酸素を抑える抗酸化作用があるため、脂質の酸化を抑制し、加齢臭を軽減させる効果が期待できます。これらのビタミンを豊富に含む食材は、以下のようなものがあります。 【ビタミンAを豊富に含む食品】 ・レバー ・にんじん ・ほうれん草 ・卵 【ビタミンCを豊富に含む食品】 ・パプリカ ・ブロッコリー ・キウイ 【ビタミンEを豊富に含む食品】 ・かぼちゃ ・アボカド ・ごま 意識して日々の食事に取り入れてみてください。