【ケースの形が普通じゃない】英国・ロンドンの日本未上陸ブランド“Anoma Watches(アノマ・ウォッチ)”に注目
ケースシルエットは、重なり合う二つの三角形の相互作用によって生み出されている。ケースと文字盤はアシンメトリーに配置され、文字盤を右にずらすことにより、狭い部分と広い部分の緩やかなフォルムが生まれる。 ケースは時の浸食によって滑らかな丸みを帯びた河原の石のように、曲線でデザインされ、 鏡面仕上げを施すことで、光の屈折によって時計にさまざまな表情を生み出している。 リューズはケースから飛び出さないようにデザインされており、独特のケースは滑らかで途切れのないシルエットが与えられた。リューズは3時位置で裏の開口部から調整可能となっており、装着した際の不快感がない。彫刻的な雰囲気を感じさせるベルトはケースに直接組み込まれている。
文字盤はヴィンテージ感のあるツートンカラーで グリーンがかったブルー、深みのあるミッドナイトブルーの2層からなる3層のラッカー仕上げとなっており、独特の色合いと個性を与えている。ドーム型に仕上げたリーフ針も手の込んだ仕様となっており、誇張されたカーブと輪郭が特徴的で、ケースの有機的なラインと呼応している。 ケースサイズ39mm、厚さ9.45mm の316Lステンレススチールケースで、セリタの自動巻きムーブメント、Cal.SW100を搭載。サファイアクリスタル風防を採用し、50m防水を備える。
イタリア製グレインレザーベルトが付属し、販売価格は 1300英ポンド(約25万4000円)だが、2024年11月現在、 アノマのウェブサイトでA1のファースト・シリーズは完売となっている。 2025年初頭に後続モデルを発売予定で、アノマのウェブサイトで登録すれば販売開始の通知を受け取ることができるそうだ。 》Anoma Watches(アノマ・ウォッチ) ※日本未上陸ブランドのため詳細は公式サイトを参照
文◎William Hunnicutt