後を絶たない逆走車 一歩間違えれば大事故 首都高で軽トラ逆走…出口から本線に進入
羽田空港に近い首都高速道路で、軽トラックが追い越し車線を逆走していた。大型トラックがギリギリ回避する場面も見られた。 【画像】東名高速の上り線10キロも…逆走する軽トラック 鬼気迫る警察「止まれ!」 愛知
■夜の東名で軽トラ逆走 警察必死「止まれ!」
夜の東名高速、前方を走る車のブレーキランプがともり、左へと車線変更した次の瞬間。追い越し車線に現れたのは、逆走車だ。撮影者の車に向かって迫って来る。 運転していた男性 「急にブレーキやハザードランプが見えたので。『事故かな』と思っていたんですけども。『何かおかしいな、逆走車だ』というので」 左の走行車両には、大型トラックが走っているため、大きく避けることができず、急ブレーキをかけ減速しギリギリのところで衝突を免れた。 運転していた男性 「周りの車にぶつからないようにすごく必死」 逆走車はすれ違う直前、男性の車にパッシングするような場面もあった。 運転していた男性 「ぶつからないようにパカパカやってくれているのか、それとも自分に対して『逆走しているぞ』と向こうから伝えているのか分からない。自分に迫ってくる恐怖をすごく感じた」 パッシングした軽トラックは、逆走していることに気付いていないのか、そのまま走り去っていった。 現場は、交通量の多い東名高速の東京方面に向かう上り線。NEXCO中日本によると、軽トラックは豊川インターチェンジから音羽蒲郡インターチェンジにかけ、10キロもの距離を逆走したという。 警察 「止まりなさい。止まりなさい。止まりなさい。止まりなさい。止ーまーりーなーさい。止まりなさい。そのまま止まりなさい。止まりなさい。止まりなさい」 パトカーが駆け付けると、道路は通行止めに。警察の鬼気迫る呼び掛けでようやく停車した逆走軽トラック。10キロにも及ぶ逆走だったが、幸い事故には至らなかった。 目撃した男性 「(警察官は)かなり必死でしたね。止めないと大事故になるので。映画で見るようなシーン。こんなこと本当にあるんだみたいな。(高速道路は)やっぱりスピードも出ているので、避けられないともう終わっちゃう」 警察によると、軽トラックを運転していたのは70代の男性だったという。