禁断の後出し!? J1順位予想1位。本気モードの超積極補強! 偉業達成は可能なのか
2024シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。現在J1初挑戦のFC町田ゼルビアが首位を走っており、その後をサンフレッチェ広島やヴィッセル神戸が追走している。果たして最後に頂点に立つのはどこなのか。今回は“どこよりも遅い”順位予想を行う。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)※情報は8月28日時点
1位:FC町田ゼルビア 監督:黒田剛 順位:1位 成績:勝ち点54/得失点+21 「徹底する強さ」を持つJ1初挑戦のFC町田ゼルビア。少し失速気味だが、中山雄太や相馬勇紀、白崎凌兵、杉岡大暉を加えてチームの勢いは増し、サポーターにもその本気度を伝えた。 特に中山と杉岡と白崎の加入の意味は大きく、彼らが加入したことによって下からの前進もチラつかせ始めた。杉岡-中山-昌子源の最終ラインの変形と白崎のアンカーのような立ち振る舞い。これによって対角のパスとセカンドボール回収を用意しながら、サイドハーフ(SH)と仙頭で下の出口を作り出すことに成功している。当然のように2トップ目掛けた中盤省略の攻撃も併せ持つので、対戦相手からすると的を絞りにくくなっている。 守備でも[4-4-2]↔[4-2-4]のハイプレスを押し出してショートカウンターを発動させる守備も健在だ。しかし、トランジションの入り方を少しでも間違ってしまうと一気にカウンターを喰らってしまう場面も多くなってきている。走力が必要な分、ここにきての疲労感は否めないが、多彩なセットプレーからの得点にも期待が持てる。十分な戦力なので、カップ戦を含む連戦も切り抜ける事ができそうだ。ボールを持ったときの振る舞いを成熟させているところだが、J1初優勝の偉業を達成するためには、その過程でできるだけ勝ち点を落とさないようにしなければならない。
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