中国ドル建て国債、3年ぶりに募集開始-サウジアラビアで発行へ
(ブルームバーグ): 中国はサウジアラビアでドル建て債の募集を開始した。中国にとって2021年以来のドル建て国債となる。
事情に詳しい関係者によると、中国は3年債と5年債を発行する。それぞれ米国債利回りを約25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、30bp回る金利となる。
中国財政省は先週、最大20億ドル(約3100億円)の国債を11日からの週にリヤドで発行すると発表。13日午前時点ですでに257億ドルを超える注文があったと関係者の1人は説明した。
債券発行はプロセスの途中で価格設定の詳細が変更され、最終的に注文額が異なるのが一般的。
普段はロンドンやニューヨーク、香港で行われるこうした国債購入の受け付けが、サウジとなったのは異例。中国とサウジは経済関係を強化しており、今年5月には経済協力を進めるため両国の財務相が会談した。
ブルームバーグが確認した債券発行に関する文書によれば、今回発行される国債はナスダック・ドバイで取引され、香港の取引所にも上場される。
中国は9月にパリで国債20億ユーロ(約3300億円)を発行。中国のユーロ建て国債も3年ぶりだった。
原題:China Begins to Market Its First Dollar Bonds in Three Years (2) (抜粋)
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Lorretta Chen, Ameya Karve