断髪式控え、目を潤ませる 元千代の国、闘病の兄に言及
昨年7月の大相撲名古屋場所限りで現役引退した佐ノ山親方(元幕内千代の国)が22日、東京・両国国技館内の相撲博物館でトークイベントに臨み、6月8日の断髪式を前に「やっぱり寂しい。(まげは)家族の次に大事なものなので」と目を潤ませながら語った。 断髪式では、兄で現在は俳優としても活動する元幕下千代の真の沢田賢澄さんと最後の相撲を取る予定だったが、先月から脳幹出血で闘病中。佐ノ山親方は「取組の実現は難しいが、兄は日々懸命に頑張っている。自分も親方として頑張らないといけない」と話した。