【Bリーグ開幕特集 福井ブローウィンズ】B3で圧倒的な強さを誇った新興チーム、B2で新風を吹かせて最短B1昇格を目指す!
継続路線に加えて、強力な補強を敢行し盤石のロスター完成
新規参入ながらB3で46勝4敗で勝率.920と圧倒的な強さを誇り、B2昇格を達成した。B3MVPに輝いた細谷将司を始め、満田丈太郎、田渡修人、渡辺竜之佑などB1でも十分に実績のある日本人選手たちは契約継続。B3では帰化申請中選手としてプレーしていたベンジャミン・ローソンは外国籍選手としての登録となるが、相手の脅威であることは変わらない。 昨シーズン、チームのエースとして平均24.8得点を挙げたトレイ・ボイドⅢこそ、横浜エクセレンスにレンタル移籍となったものの、大きくロスターを変えずにしっかりとした補強も敢行。まずはサンロッカーズ渋谷から得点能力の高いライアン・ケリーを獲得。ボイドの得点を穴埋めするこの上ない存在となるだろう。 さらに、群馬クレインサンダーズからシュート能力が高い若手の木村圭吾、横浜ビー・コルセアーズからサイズがあり攻守にわたって活躍が期待できる西野曜を獲得と、有力選手を揃えた。今シーズンも実績十分な伊佐勉ヘッドコーチが指揮を執り、最短でのB1昇格を目指す。 【注目選手】 ライアン・ケリー(平均24.5分出場、11.8得点、5.4リバウンド、2.2アシスト) ヘッドコーチが変わり、バスケットのシステムが大きく変わったSR渋谷でも安定したスタッツを残したレイカーズ出身のオールラウンダー。211センチとサイズがありながら3ポイントシュート成功率が37.0%と高く、アウトサイドでも仕事ができる。日本でのキャリアの大部分で共闘した伊佐ヘッドコーチのもと、さらなる活躍が期待される。 木村圭吾(平均5.4分出場、1.8得点、0.4リバウンド、0.4アシスト) 群馬でプレーした昨シーズンは多くのプレータイムを得ることができなかったものの、シーズン終盤の秋田ノーザンハピネッツ戦では13分22秒の出場で15得点(3ポイントシュート5本中3本成功)を挙げるなど、光る活躍を見せていた。福井のスタイルに合う激しいディフェンスでもチームに貢献することは間違いないだろう。 西野曜(平均8.6分出場、2.7得点、1.0リバウンド、0.2アシスト) 昨シーズン、横浜BCでは出場機会が安定せずにDNPの試合も多かった。日本人ウイングとしてはサイズがありながらもアジリティに優れているため、ディフェンス強度を上げるために不可欠な存在になってくれるだろう。実際、伊佐ヘッドコーチが指揮したSR渋谷時代はセカンドユニットとして重要な役割を担っていた。
ズッボン