スマホで「きれいな写真が撮れる」コツ8つ。食べ物は「余白」で食欲をかき立てる
SNSで投稿することが多い「食べ物とお花」。うまく撮るコツを知って、思い出をもっとステキに共有しませんか? ここでは、スマホカメラで真似できる撮影3か条を、プロカメラマン・こいけさとみさん、高田鴻平さんが教えてくれました。 【写真】食べ物がおいしそうに写る余白
食べ物とお花がステキに撮れる「基本3か条」
まずは、食べ物と花に共通する撮影のコツをご紹介します。
●1:写真の主役を決める
まずは“いちばん伝えたいこと”を決めて絞り込みます。 「すべての情報を盛り込もうとせず、料理の場合、メインおかずを主役にし、それ以外はカットするくらいのメリハリが大切です」(高田さん)
●2:被写体から離れてズームして撮る
アップで撮るよりも、あえて離れてズームで撮影した方が、ゆがみも少なく雰囲気のある写真になりやすいです。 「おすすめは2倍ズーム。カメラの画面を指で『2×』に拡大すればOK」(こいけさん)
●3:余計なものを写さない
窓越しの現実的な風景や、テーブルの上の書類など、主役と関係ないものはできるだけ隠す・ぼやかすのが鉄則。情報量が多くなると、写真に込めた思いが伝わりにくくなってしまうので注意しましょう。
食べ物をおいしく撮るには「余白」が大切
食べ物をおいしく撮影する2つのポイントを高田さんが教えてくれました。
●1:上3ブロックを余白にする
ぜいたくに余白をつくることで、臨場感や高級感が生まれます。見る人の想像力をかき立て、「おいしそう」「つくってみたい」と思わせる写真に。 「その分皿が少し隠れてもむしろステキに見えます」(高田さん、以下同) <おすすめの構図> ・日の丸構図 中央に主役を配置する構図。被写体が目立ち、初心者でも実践しやすいです。 ・三分割構図 縦横3分割した線の交点に主役を配置する構図。おしゃれな余白ができます。
●2:なるべく明るいところで撮る
料理の色を美しく、おいしそうに見せるには、明るい場所で撮ることが第一。 「直射日光は陰影が強く出すぎるので、レースのカーテン1枚をはさんだくらいの光量が理想。窓際にセットするのがおすすめです」 こちらは、高田さんが上の写真を撮った際の舞台裏。懐中電灯を当て、光を和らげるために布をかけるなどの工夫をして、美しい色合いの写真に。