クレベルがアーチュレッタに電光石火の一本勝ち。王者・鈴木千裕に「なんで私から逃げる。いつできる?」とアピール。鈴木も「おおやろうぜ」【RIZIN.47】
元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が6月9日に行われた「RIZIN.47」(東京・国立代々木競技場 第一体育館)で前バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)に電撃の一本勝ちを収めた。 試合後のマイクで放送席にいた言フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に王座挑戦をアピール。鈴木も受諾し、フェザー級の王座戦線の行方に注目が集まるところとなった。 この日の試合は元王者同士の対戦とあって、事実上の次期挑戦者決定戦という位置づけとなっているのだが、榊原信行CEOは「超RIZIN.3」で行われる朝倉未来vs平本蓮の試合も内容次第で挑戦者候補に上がる可能性も示唆している。
1R、ともにオーソドックスの構え。アーチュレッタが圧をかけてパンチを連打。クレベルは足を使って回る。アーチュレッタはスイッチし、パンチで前に、クレベルも打撃を返す。アーチュレッタが前に出て、パンチを連打。バックステップのクレベル。クレベルの蹴りにアーチュレッタはニータップ気味にテイクダウン。アーチュレッタが上を取るがクレベルは足を狙う。スクランブルの展開でクレベルは回転しながら左足をヒールフックの体勢に捕らえるとアーチュレッタはたまらずタップ。クレベルが電光石火の一本勝ちを収めた。 クレベルは試合後のマイクで「社長ありがとうございます。今、自分どうですか?」とリングサイドの榊原氏に問いかけると今度は放送席の鈴木に「千裕、あなたいつ戦う? いつできる? なんで私から逃げる。前の王者の時、私はチャンスをあげた。いつできる?」と鈴木に挑戦をアピール。挑発された鈴木はエプロンに駆け上がるとロープを挟んでクレベルと舌戦。鈴木が「いつでもやる。やろうぜ」と言えば、クレベルは「逃げるなよ」。これに鈴木はなおも「おおやろうぜ。いつでもいいよ」と返した。 鈴木はこの直前に「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と対戦することが発表されており、どちらにしても防衛戦はそれ以降の大会となる。