オンラインカジノで賭博容疑、公務員ら10人を書類送検 警視庁
海外のオンラインカジノサイトで賭博をしたとして、警視庁は、東京、千葉両都県の20~60代の男女10人を単純賭博容疑で書類送検し、26日に発表した。同庁は賭博をした全国の約130人を既に特定しており、今後、各地の警察と協力し、摘発していく方針。 【写真】警視庁が利用者を摘発したオンラインカジノ「ベラジョンカジノ」のホームページ。「安心安全」とうたっていた。 オンラインカジノは他国で合法として運営されていても、パソコンやスマートフォンで日本国内から参加した場合は違法になる。 同庁によると、10人の中には主婦や会社員のほか、公務員もいた。いずれも容疑を認めており、「捕まらないと思っていた」「借金を取り戻すためにやめられなかった」などと供述しているという。10人とも賭博に負けており、このうち3千万円の損をした人もいるという。 保安課によると、10人の書類送検容疑は昨年4月29日~今年9月19日ごろまでの間、パソコンやスマホで海外で運営されているオンラインカジノの「ビットカジノ」「スポーツベットアイオー」「ベラジョンカジノ」の3サイトに接続し、スロットやルーレットなどの賭博をしたというもの。 暗号資産(仮想通貨)を賭け金にかえて参加していた。SNSの動画や投稿などをきっかけに始めたという。
朝日新聞社