【遅いのは初冠雪だけじゃない!】紅葉の見頃も最遅ペース―秋の高温が影響 : 東京、大阪は12月にずれ込み
今年の富士山初冠雪は130年の観測の歴史で最遅の11月7日だった。全国的な秋の高温が影響して、紅葉も平年よりも遅めとなる見通しという。 秋から冬へと季節が移りかわる頃、木々は葉を落とす前に鮮やかに色づき、私たちの目を楽しませてくれる。暖かい地方から北上する桜前線とは反対に、紅葉前線は北日本から徐々に南下、標高の高い山間部から平野の都市部へと降りてくる。
日本気象株式会社(本社大阪)の今年3回目紅葉予想(10月30日発表)によると、2024年秋は9月が記録的な高温となり、10月以降も高めの気温で推移していることからら、黄葉・紅葉ともに見ごろ時期は平年よりも遅くなる。
東京の紅葉見頃は最遅記録に並ぶ12月5日頃、大阪は12月8日頃となる見込み。宇都宮や長野では平年より2週間以上遅れる。標本木が設けられている全国51都市のうち、11都市で最遅記録を更新、5都市で最遅記録に並ぶ予想という。
黄葉見頃時期も東日本・西日本の一部を除いて平年より遅くなる見込み。
日本気象の紅葉ナビでは、全国700の紅葉スポットや山の紅葉の状況を知ることができる。
紅葉狩りに秋の小旅行の計画もいいけれど、実は、大都会東京にも絶景紅葉を楽しめるスポットがたくさんある。無料やワンコイン(500円以下)の庭園・公園を紹介する。
小石川植物園=東京大学大学院付属植物園(文京区)
都営三田線「白山」徒歩10分、東京メトロ「茗荷谷」「後楽園」徒歩15分 / 入園料500円(月曜休園)