スタメン変更ズバリ 途中出場の東福岡・稗田が先制弾 先発落ち悔しさも「気持ちを乱したら良いプレーはできない」【全国高校サッカー選手権】
◆全国高校サッカー選手権・2回戦 東福岡2―0正智深谷(31日、浦和駒場スタジアム) 途中出場のサイドアタッカーが均衡を破った。0―0で迎えた後半18分。エリア中央の神渡寿一(3年)から出た絶妙なパスに、稗田幹男(同)が右寄りで待ち構えていた。得意の左足でゴール左隅へ蹴り込み先制点。殊勲弾に「ノーマークだったので緊張からダフってしまったけど、入ったから良かった。結果を残すことができて良かった」と笑顔を輝かせた。 ■16歳女優がミニスカ制服リフティング【写真】 尚志(福島)との1回戦で先発出場したが、今回は平岡監督から「後半にいくから」と事前に伝えられた。「正直悔しかったが、そんなことで気持ちを乱したら良いプレーはできない」。気持ちを切り替え、チャンスをものにした背番号7に、平岡監督は「交代した選手がしっかり点を取ってくれた。私自身もうれしい」と目を細めた。 1回戦から準々決勝(1月4日)までの4試合は中1日の過密日程が続く。特に稗田が務めるウイングは、東福岡が伝統とするサイド攻撃で鍵となるポジションだ。平岡監督は「1日空いてもかなり疲労は残る。準決勝の国立(競技場)に行くまで、できる限りウイングは選手を代えて起用する戦い方になる」と説明する。 後半追加タイムに新貝颯大(3年)が挙げた2点目も、前がかりになっていた相手を中央から破っての得点。本来のサイド攻撃はまだ影を潜めるが、平岡監督は「あと一つ勝てば東福岡らしくなりますよ」と自信をのぞかせる。9大会ぶりの覇権を視野に、そろそろ「赤い彗星(すいせい)」が目を覚ましそうだ。(安田栄治) 【#OTTO高校サッカー】