しつこい体調不良は「ねこ背」が原因!?4つのタイプ別ストレッチでねこ背を克服!
生理痛にめまい……さまざまな不調の原因は「ねこ背」かも!?
四十肩にひざ痛、眼精疲労、貧血……40代半ばを過ぎたあたりから筆者は原因不明の体調不良に次々と見舞われ、もはや不調である状態がスタンダードになってしまった感があるのですが、似たような経験をされた方も少なくないのではないでしょうか? 【写真で解説】猫背解消ストレッチは10秒でカンタン! なかには、加齢のせいだから仕方ないと諦めている人も多いと思いますが、実はその不調のいくつかは「ねこ背」が原因になっているかもしれません。ちなみに、ねこ背矯正の第一人者・小林篤史さんの著書『すぐできる 10秒ねこ背ストレッチ』には、ねこ背が関係している可能性がある症状として、以下のものが挙げられています。 腰痛 ひざ痛 肩こり/四十肩/五十肩 首痛/ストレートネック/ねこ首 頭痛/眼精疲労/めまい 不定愁訴 胃痛/便秘/下痢 生理痛/ 婦人科疾患 自律神経失調症 ただ、上記に当てはまる症状があったとしても、ねこ背の自覚がなかったり、治し方が分からなかったりと、戸惑ってしまう人も多いでしょう。 そこで今回は、本書からねこ背のタイプと見分け方、それぞれの矯正法を抜粋してお届けします。まずは、ねこ背の大もとの原因である「骨盤」の傾きを正す方法からスタートです!
前傾?それとも後傾?ねこ背を治すには、骨盤の傾きを正すのが先決
骨盤が前に倒れている(前傾している)人は、お尻が出っ張っています。後ろに倒れている(後傾している)人は、お尻が引っ込んでいます。鏡の前に立って、真横から見てみましょう。ぴったりと体にフィットするズボンをはいた状態で見ると、判別しやすいはずです。 ズボンを脱ぎ着するときにズボンがお尻に引っかかる人は、骨盤前傾です。一方、鏡で見たときに「お尻がない」という印象の人は、骨盤後傾です。 ほかにも、骨盤前傾の人の特徴はいくつかあります。「太ももの前側の筋肉が硬い」「おなかが出っ張る」「腰が反る」「内股、もしくは内股気味」などがあります。一方、骨盤後傾の人の特徴は、「太ももの裏側の筋肉が硬い」「腰が丸い」「ひざが曲がって伸びきらない」「がに股、もしくはがに股気味」などがあります。 以下に、まとめておきましょう(◎は必須、○は必ず伴うわけではないが、その傾向が目立つもの)。