父親と二人三脚で金メダル目指す…パリ五輪レスリング藤波朱理が決勝へ「沙保里さんとお父様の“肩車”を自分も」
藤波選手: 「ここまで来るまでに、1人では絶対たどり着けなかったですし、ケガを通して改めてそれを実感しました。(父と)ずっといるので鬱陶しいなと思うこともあるんですけど、自分のことを一番に考えてくれていて感謝していますし、勝って恩返ししたいという気持ちです」
■二人三脚で目指した物語はいよいよクライマックスへ
多くの人に支えられ、迎えたパリ五輪。藤波選手は圧勝で決勝へ突き進んだ。準決勝では、中国の選手で東京五輪の銀メダリストを10対0と寄せ付けつけず、中学2年生の時から続く連勝記録を「136」に伸ばした。 俊一さん: 「てっぺん見たいね、ここまで来たらね。決勝の相手も4度目になるのかな?去年の世界選手権でも戦っていますしね。頑張って勝ちたいと思います」 藤波選手: 「自分が小さいころ、沙保里さんとお父様がしていたように、肩車という姿はすごい憧れますし、自分も優勝したらぜひやりたいなと」 夢の舞台で父と肩車を。8月9日未明、いよいよ藤波選手の夢が結実する。
藤波選手: 「ここまでしっかり勝てたので、本当にオリンピックチャンピオンになるためにここに私は来たので、しっかり明日集中して、自分のレスリングをして、必ず世界チャンピオン、いやオリンピックチャンピオンになりたいと思います」