【2025年ドラ1候補 掛け値なしの評価】大阪桐蔭・森陽樹 190cmから投げ下ろす角度を武器に「勝てる投手」へ
【2025年ドラ1候補 掛け値なしの評価】 森陽樹(大阪桐蔭・投手・右投げ左打ち) 【写真】日本ハム2位・藤田琉生 実業団バレー選手だった両親のDNA…母は全国屈指ママさんチームで現役キャプテン ◇ ◇ ◇ 190センチの長身から投げ下ろす最速151キロの直球が武器である。宮崎・聖心ウルスラ学園聡明中時代に軟式球で143キロをマーク。全国の強豪校から誘われ、鳴り物入りで入学した直後から「次代の怪物候補」として注目を集めてきた。 2024年夏、大阪大会決勝の東海大仰星戦で15奪三振1失点。チームを春夏連続出場に導いたものの、甲子園1回戦の興南戦は同学年のライバル中野に先発を譲った。「まだ信頼される投手になれていない」と感じている。パのスカウトがこう明かす。 「角度があるスピードボールが投げられる。変化球はカットボールやフォークを得意としていて、カーブもブレーキが利いている。ただ、1年時から少し伸び悩んでいるように感じる。腕の振りに柔らかさがなくなってきてるのが心配。ただ、持っているものは素晴らしいので、一冬越えてどれだけ成長するか楽しみ」 24年秋の練習試合では最速を1キロ更新の152キロをマーク。センバツ出場は絶望的だが、最後の夏に勝てる投手であることを証明するつもりだ。 「この高校に来た以上は、日本一にならないといけない。もっと注目されてプロ野球選手になりたい」 小学生の時に書いた「将来の目標」は「ドラ1競合」。絶対王者のエースは今夏の主役となり、現実のものとできるか。 ◇ ◇ ◇ 関連記事【ドラ1候補】……では、その他の有望株をピックアップ。野球ファンは要チェックだ。