日経平均は4日続落、282.97円安の「39,081.71円」で取引終了…FOMCや日銀会合を前にポジション調整も〈日産・ホンダの経営統合〉報道で自動車株に物色の動き【12月18日の国内株式市場概況】
2024年12月18日(水)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
12月18日の日経平均株価は、下落してスタート。前場には一時前日比プラス圏に浮上する場面もみられましたが、翌日のFOMC結果や日銀金融政策決定会合を控えて、ファーストリテイリング〈9983〉やソフトバンクグループ〈9984〉などの値がさ株を中心に、ポジション調整の売りが優勢となりました。指数は前日比282.97円安の39,081.71円で取引を終えています。もっとも、この日の日本経済新聞朝刊で報道された「日産とホンダの経営統合」が「自動車業界再編」の思惑買いを呼び込み、三菱自やマツダ、トヨタ、日野自などにも物色の動きがみられました。同業種日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが78銘柄、値下がりが144銘柄、変わらずが3銘柄。 日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、リクルートホールディングス〈6098〉、中外製薬〈4519〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ディスコ〈6146〉、第一三共〈4568〉、トヨタ自動車〈7203〉、荏原製作所〈6361〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は21億1,000万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は4兆1,248.29億円となり、前日と比べて減少。 業種別では、輸送用機器械、電気・ガス業、その他金融業、証券業、鉱業などが上昇した一方、その他製品、サービス業、情報・通信、小売業、水産・農林業などが下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が日産自動車〈7201〉で+80円(+23.70%)の417.6円、2位が三菱自動車工業〈7211〉で+80円(+19.65%)の487.2円、3位がサンリオ〈8136〉で+385円(+8.29%)の5,031円となりました。 一方、値下がり下位は、1位が東洋証券〈8614〉で-46円(-7.58%)の561円、2位がセレス〈3696〉で-200円(-5.65%)の3,340円、3位がアドバンスクリエイト〈8798〉で-27円(-5.39%)の474円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは26銘柄、年初来安値を更新したのは47銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部