大阪府で子どもの夏風邪「ヘルパンギーナ」流行 9年ぶり警報レベル超え
大阪府は22日、府内で乳幼児を中心に流行する代表的な夏風邪である「ヘルパンギーナ」の今月12日から18日に報告された患者数が「6.55」となり、警報レベルである「6」を超えたと発表した。警報レベル超えは9年ぶりだという。 【動画】15日の定例会見ではしか、風しんについて説明する大阪府の吉村洋文知事
府によると、ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎で、乳幼児を中心に夏に流行。主に患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることで感染する。また、症状が治まった後も、1~4週間程度は便などにウイルスが排泄される事もあるという。 ヘルパンギーナは特別な治療法がないため、府は「有効なワクチンがないため日頃から手洗い、うがい、咳エチケットをきちんと行うことが大切です。トイレの後やおむつ交換の後、食事の前の手洗いを徹底してほしい」と感染予防を呼びかけている。