【バレー】NEC川崎、ベトナムのクラブをストレートで下し、白星スタート 女子世界クラブ選手権大会
バレーボールの2024 FIVB女子世界クラブ選手権大会は17日に中国の杭州で開幕。日本から出場している1次リーグB組のNECレッドロケッツ川崎はLP Bank Ninh Binh(ベトナム)と初戦を戦い、3-0(25-18、25-15、25-13)で勝利し、白星スタートとなった。 NEC川崎のスターティングメンバーは、島村春世、佐藤淑乃、山田二千華、中川つかさ、ロレイナ・メアリーズ・ダ・ シルバ、アチャラポーン・ コンヨット、リベロ・大工園彩夏。 第1セット、ロレイナ、アチャラポーンらの活躍でNEC川崎がリード。しかし、初戦の硬さからミスも出て、10-9と点差を詰められ、タイムアウトを要求する。タイム明けは世界クラブを8年前に経験しているベテラン島村のブロードなどで流れを引き寄せ、最後は佐藤が決めて、25-18でセットを先取する。 第2セット、ロレイナの連続得点でリードし、中盤は山田のブロックも出て、佐藤も連続得点の活躍。最後はアチャラポーンのスパイクで25-15でセットを連取。 第3セット、ロレイナや佐藤が攻撃のみならず、サービスエースもとる活躍。終始相手に流れを渡さず、安定したプレーで25-13でこのセットも奪取し、ストレートで勝利した。 次戦は18日(水)15時(日本時間16時)よりブライア・クルーべ(ブラジル)と対戦する。
試合後のコメント
■金子隆行監督 世界クラブ選手権の初戦で、選手たちも序盤の硬さはありましたが、すぐに本来の自分たちのバレーが展開できたことが良かった点でした。今回の相手はアジアクラブ選手権から合わせて3回目の対戦になるので、選手たちも相手に合わせることなく戦えたことはひとつ成長かなと思います。 明日以降は初めて戦う相手で、明日対戦するブラジルのチームはパワーが非常に強いので、パワー負けをしないように、準備をしっかりしていきたいと思います。日本の精度の高さを活かしたバレーを展開できるように、一人ひとり気を引き締めて戦っていきます。明日も応援のほどよろしくお願いいたします。 ■ロレイナ・メアリーズ・ダ・ シルバ選手 初戦で緊張するところもありましたが、チーム一丸となって戦い、勝つことができたのですごく良かったです。明日はブラジルのチームとの対戦ということで、いつも以上にエキサイティングな気持ちです。私たちのチームは“出来る”“勝てる”と信じているので明日も全員が一つとなって戦っていきたいと思います。
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