福知山出身の芦田遥さん、今宮戎神社「福娘」の一人に 十日戎で参拝者に縁起物授与
商売繁盛の神様「えべっさん」で有名な今宮戎神社(大阪市浪速区)の福娘に、京都府福知山市出身で、早稲田大学2年の芦田遥さん(20)が選ばれた。9日~11日に開かれる新年の恒例行事「十日戎」で、参拝者に福笹などの縁起物を授ける。 今宮戎の福娘は、神々と参拝者との仲を取り持つ役割を担う。金烏帽子をかぶり、着物の上に白い千早をまとい、十日戎前のあいさつ回りや当日の福笹の授与などを行う。 福娘は一般公募で選ばれる。今年は18~25歳の2477人が応募。第一次審査(書類審査)、面接審査、最終の選出審査を経て45人が選ばれた。 芦田さんは南陵中学校、福知山高校を卒業後、早稲田大学に進学。現在文化構想学部で学んでいる。幼いころからクラシックバレエを習い、中学、高校時代は部活で陸上競技の中・長距離走に力を入れ、高校3年の時は全国高校総体(インターハイ)近畿地区予選800メートルに出場した。 昨年11月23日にあった選出審査での自己PRで、芦田さんは大学のサークルで楽しんでいる得意のチアダンスを披露。笑顔もさえて、福娘に選ばれた。 芦田さんは「選ばれた時は、新しいことに挑戦できると思い、大変うれしかったです。本番では多くの人たちに福を授け、笑顔になっていただけるように頑張りたい」と話している。