【NFL】NFLオーナーがジャガーズの“未来のスタジアム”を承認
現地15日(火)、NFLオーナーがジャクソンビル・ジャガーズの14億ドル(約2,088億0,719万円)規模の“未来のスタジアム”を全会一致で承認。これにより、ジャガーズは少なくとも今後30年間、リーグで最も小さな市場の1つにとどまることになった。ジャガーズ(1勝5敗)がロンドンでの2試合目に向けて準備を進める中、NFLのオーナーたちは数十年にわたるフランチャイズ移転の憶測に実質的に終止符を打った。
アトランタで行われている秋季リーグミーティングでは、32人のオーナーのうち24人の承認が必要だった。今回の承認は形式的なものになると考えられていたことから、ジャガーズのオーナーであるシャド・カーンとチーム社長のマーク・ランピングはミーティングを欠席し、ロンドンからアトランタまでの12時間の移動を避けることを許可されている。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは火曜日に秋季リーグミーティングの場で「それは本当に重要だと思っている」とコメント。
「もちろん、スタジアムはすべてのフランチャイズにとって重要だ。それはジャクソンビルをコミュニティとして構築するという、シャドと地域のリーダーたちが推進してきた大きな構想の一部だ。スタジアムはその重要な要素になると思う。私にとって、NFLチームに新しいスタジアムができるのは素晴らしいことであり、ジャクソンビルでコミュニティとして起こっている発展にも勇気づけられている。それらすべてがジャガーズの未来に対する期待を高めている」
55%対45%という財政分担率――市がより多く負担する――は、ほとんどのNFLのオーナーがスタジアムの新設や改築に拠出する割合よりも高いとはいえ、ジャガーズは大きな反発を受けることを想定していなかった。
両者は12億5,000万ドル(約1,864億3,499万円)の建設費用に対してそれぞれ6億2,500万ドル(約932億1,750万円)を負担する。ジャクソンビルが市の負担分を賄うために新たな税金を課すことはなく、エバーバンク・スタジアムの工事を開始できるようにするために、さらに1億5,000万ドル(約223億7,220万円)の繰延維持費を負担する予定だ。