アジアカップ最高額の国はどこだ! 代表チーム市場価値ランキング11~20位。日本代表のライバルは?【アジアカップ2023】
16位:インドネシア代表 監督:シン・テヨン FIFAランキング:146位 総市場価値:890万ユーロ(約12億4600万円) 最高額選手:サンディ・ウォルシュ 世界でもトップレベルに熱いとされるサポーターを抱えるインドネシア代表が市場価値ランキングで16位にランクインした。日本代表と同組のグループDで現在1勝1敗の成績となっている。 インドネシア代表で市場価値最高額を有するのが、ベルギー、アイルランド、イングランド、スイス、ベルギー、インドネシアの6つの国にルーツがあり、U20オランダ代表の経験を持つDFサンディ・ウォルシュ(150万ユーロ/約2.1億円)だ。ベルギーのメヘレンに所属するウォルシュはこれまで同国でキャリアを積み、2023年9月にインドネシア代表に初招集となった。インドネシア代表で唯一の100万ユーロ超えの選手であり、その金額とキャリアに見合った活躍が期待されていることだろう。 また、インドネシア代表選手の平均年齢は24.5歳であり、若い選手が多く選出されている。グループリーグ初戦のイラク戦で同点ゴールを決めた攻撃的MFマルセリーノ・フェルディナン(30万ユーロ/約4200万円)はチーム最年少の19歳である。ベルギー2部のKMSKダインゼに所属するフェルディナンは今大会を市場価値上昇のきっかけとすることができるだろうか。 4大会ぶりのAFCアジアカップ出場となったインドネシア代表は、同国代表初の決勝トーナメント進出をかけてグループリーグ最終戦を格上の日本代表と対戦する。この一戦に勝利して歴史を塗り替えることができるだろうか。
15位:オマーン代表 監督:ブランコ・イバンコビッチ FIFAランキング:74位 総市場価値:900万ユーロ(約12億6000万円) 最高額選手:サラー・アル・ヤハヤエイ、ザヒル・アル・アグバリ 市場価値ランキングの15位にランクインしたのは、ブランコ・イバンコビッチ監督のもと、ここ数年で着実にFIFAランキングの順位を上げているオマーン代表だ。総市場価値は900万ユーロ(約12億6000万円)となっている。選手の市場価値を見ると、最高金額が50万ユーロ(約7000万円)、最低金額が20万ユーロ(約2800万円)となっており、他の今大会出場国と比較すると選手個人の間で大きな金額の差は見られない印象である。 オマーン代表で最高額の市場価値を持つのが、サラー・アル・ヤハヤエイ(アル・ナフダ/オマーン)とザヒル・アル・アグバリ(アル・シーブ/オマーン)だ。グループリーグ初戦となったサウジアラビア代表戦では、アル・ヤハヤエイは相手キーパーの逆をつくPKで先制点を奪った他、右サイドからのドリブル突破でチャンスを創出したシーンも見られた。その一戦ではアル・アグバリは出場しなかったが、所属クラブでは主軸となっており、市場価値を伸ばし続けている選手である。 惜しくもサウジアラビア代表に対しては土壇場での敗戦となってしまったオマーン代表だが、GKイブラヒム・アル・ムハイニ(40万ユーロ/約5600万円)の好セーブも見られた。ブランコ・イバンコビッチ監督下で培われた守備力を武器に、残りの試合でどのような戦いを見せてくれるだろうか。