阿部巨人 SB甲斐獲りは最終局面へ 指揮官の「直接出馬」が注目浴びる理由
獲得を目指していた大山悠輔が阪神に残留となったことで巨人の”次の一手”が注目されている。 【動画】最後は三振で締めた!戸郷が史上89人目のノーヒットノーランを達成したシーン 今オフは大々的にFA戦線に乗り出し、大山、またソフトバンクの正捕手・甲斐拓也、石川柊太獲りを目指す中、まず一人目の大山は阪神残留となった。 次の注目は扇の要でもある甲斐との交渉。今後は甲斐も巨人との交渉のテーブルにつくとされる中、阿部慎之助監督も同席するかが注目されている。 これまでFAの歴史をひもとくと指揮官の直接出馬がもたらす意味は大きい。 原前監督時代には日本ハムからFAとなった小笠原道大、広島からFAとなった丸佳浩など指揮官の直接出馬で熱意を伝え、口説き落としてきた経緯がある。 また指揮官の出馬はチームの指揮を執る監督から今後のチーム展望や、選手に期待するものを直接聞けるということで選手へのメリットも大きいとされる。 そこまで来ると、交渉も大詰め。選手にとっても判断の最終局面に入っていることで、獲得に臨む球団にとっては指揮官出馬で”大事な後押し”ができるかも重要なポイントとなってくる。 ソフトバンクに育成契約で入団。侍ジャパンの一員としても様々な国際舞台を経験とキャリアを積んだ甲斐は現状に満足せず、捕手として常に高みを目指すことで知られる。その上では現役時代に攻守で存在感を示した阿部監督との「捕手論」が実現すれば、有意義な時間ともなりそうだ。 ソフトバンクの残留も選択肢となる中、果たして背番号19の決断の行方は?交渉の推移に引き続き、注目が高まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]