「情報にあふれた社会に光を」世界宗教者平和会議の日本委員会新会長に妙法院の杉谷師
世界90カ国以上の宗教者らでつくる「世界宗教者平和会議(WCRP)」の日本委員会は19日、同委員会評議員で、天台宗三門跡の一つ、妙法院(京都市東山区)門主の杉谷義純師(81)が同日付で新会長に就任したと発表した。任期は4年。3期12年会長を務めた庭野日鑛(にちこう)師(立正佼成会会長)(86)は高齢を理由に退任を申し出ていた。 記者会見した杉谷師は「社会は情報にあふれているが、お互いに研鑽(けんさん)を積んで少しでも光を見つけていけるようにしたい」と抱負を語った。会見に同席した庭野師は「諸宗教者の活動によって調和のある世界が実現することを心から願っている」と退任のあいさつを述べた。