「三度目はない」大谷翔平は「東京ドーム開幕戦の登板回避」が濃厚……ドジャースが慎重になる理由
「54-59」&トリプルスリー達成に本塁打王、打点王獲得と記録ずくめとなった大谷翔平(30)の’24年は、2年連続のMVP受賞という最高の形で幕を閉じた。 【写真を見る】二軍施設で練習後の姿を発見!"令和のお騒がせ怪物"佐々木朗希 「笑顔で夢の舞台へ」 「これで大谷の受賞は’21年、’23年に続いて3回目。これは盟友マイク・トラウト(33)と並んで歴代2位タイの記録で、両リーグ受賞はフランク・ロビンソンに次ぐ2人目の快挙です。また、指名打者の受賞は大谷が史上初。MVPの選考は、打撃だけでなく守備や走塁の指標も併せた総合的な活躍をもとに判断されますから、打者に専念するDHは不利なんです。ただ、大谷の活躍があまりにスゴすぎたので、満票を獲得してしまった」(スポーツ紙デスク) 新天地への移籍に結婚、盟友の裏切り、そしてそれを忘れさせるような超人的活躍、悲願の世界一――。激動の1年を終えた大谷はオフの期間、束の間の休息をとり、2月からのスプリングトレーニングに臨む。 「来季、ドジャースとカブスの開幕シリーズは、東京ドームで行われます。ファン最大の関心事は、間違いなく大谷が開幕投手を務めるか否かでしょう。今季の大谷は右肘手術の影響で、シーズンを通して打者に専念していましたが、リハビリの甲斐あって来季は二刀流に復帰する。日本に凱旋し、そのうえ開幕投手まで務めるとなれば、列島が沸くでしょうね」(同前) ◆開幕投手への「球団のホンネ」 ただ、今季のドジャース、そして大谷を最も近い距離で取材してきたロサンゼルスのスポーツ記者は、悲観的な見解を示している。 「大谷はすでに2回肘にメスを入れているが、3回以上トミー・ジョン手術に類する治療を受けたうえで長年にわたって活躍した選手はほとんどいない。今回がラストチャンスと考えていいでしょう。球団は絶対に無理をさせられないので、シーズンの序盤は様子見から始め、開幕戦での先発登板は回避するはずです。 今季は投手陣の崩壊に悩まされていたドジャースでしたが、来季からはサイ・ヤング賞投手のブレイク・スネル(31)が加入するほか、山本由伸(26)やジャック・フラハティ(29)など強力な先発投手が複数人いる。ケガ明けの大谷をあえて先発させる必要はありません。もしかしたら、日本のファンへのサービスで、リリーフ登板はするかもしれませんね」 打者か、投手かーー? 大谷の代名詞とも言える贅沢な悩みが復活しただけでも、野球ファンからすれば喜ばしいことだ。 FRIDAYは、そんな“贅沢な悩み”の起源とも言うべき大谷の高校生時代の秘蔵写真を発掘した。有料版『FRIDAYデジタル』で、他では見ることのできない本誌カメラマンが撮影した数々のレアショットを掲載。大谷の二刀流の是非を問う当時の記事とともに、改めて怪物・大谷翔平の軌跡を振り返っている。
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