家のカギを忘れた経験からアプリ開発!プログラミングで生活の不便を解決する“高校生発明家”
正解は…?平松さん愛用のイヤホンを「かっこよく登場させたい」という理由で作った「イヤホン収納ケース」です。もちろん片付けも自動です。
平松さんが、モノづくりに興味を持ったきっかけは小学校6年生の時に両親からもらったクリスマスプレゼント。電子回路付きのラジコンカーで、自分でプログラミングして自動運転する機能がありました。
平松さん: 「作っている時がすごく楽しくて、もっといろんなプログラミングをしてみたいと思ったことがきっかけ」 プログラミングとモノづくりの楽しさを知った平松さん。プログラミングとインターネットを駆使して、生活の不便を解決したいと思うようになったそうです。 先ほどの玄関の鍵の開閉装置もその一つ。さらに、すごい発明も…。
全国大会で受賞した発明品も
「Hey!Siri! サーキュレーターの電源消して」 家の中の電化製品をスマートフォンで操作できるシステムです。 「ALL IOT化 システムという装置を作って。これは声だけで家電を操作したりアプリで家電を操作することができたり、世界中のどこにいてもスマホさえあれば家電を操作できる」
異なるメーカーのリモコンの機能をこの自作の装置にまとめてプログラムを書き込み、合わせて、インターネット経由で装置を操作できるアプリを開発しました。 「手元にあるスマホから(電源を)付けられたら便利だと思ったのと、リモコンがたくさんあってそれをスマホの中にまとめられたらいいなと思ったからです」
平松さんが製作したこのシステムは「全国高等学校プログラミング大会」で優秀賞を受賞。
現在は“熱中症対策”アプリを開発中
そんな平松さんが次に取り組んでいるのは、夏の社会問題“熱中症”対策です。 「これは1日にどれだけ水分をとったかを計測するスマートボトルみたいなモノを今つくっていて」 まだ開発の途中ですが、摂取した水分が少ない時はスマートフォンのアプリが知らせてくれるようになるそうです。 家族のためにそして、社会のためにアイデアを生み出す平松さん。