ガザ人質に性的暴行や焼き印、未成年にも拷問=イスラエル報告書
Maayan Lubell [エルサレム 29日 ロイター] - イスラエル保健相は28日、パレスチナ自治区ガザで拘束されていた人質が性的・精神的虐待や暴力などの拷問を受けていたとする報告書を公表した。 これは解放された100人以上のイスラエル人と外国人の人質を治療した医療・福祉チームへの聞き取りに基づいている。今週、国連の拷問に関する特別報告者に提出される。 報告書によると、人質には子供と10代の若者30人以上が含まれており、そのうち数人は縛られたり、殴られたり、焼き印を押されたりした。 女性は銃を突きつけられるなどして性的暴行を受けた。男性は殴られたり焼き印を押されたりしたほか、食事を与えられなかったり、トイレに行くことを許されないことがあった。また、けがや病気の治療を拒否されることもあったという。 ガザのイスラム組織ハマスは人質に対する虐待を繰り返し否定している。2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した際、251人が拉致された。イスラエル当局は、依然として拘束されている100人のうち、約半数がまだ生存しているとみている。