中島啓太が首位発進 15年ぶり賞金王へ優勝必須の石川遼24位
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(28日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆2033人) 【画像】石川遼がテストするパターは? 出場者30人のシーズン最終戦が開幕。欧州ツアー優勝者(3月のヒーローインディアンオープン)の資格で出場した中島啓太が5アンダーで首位発進した。終盤15番からの3連続を含む8バーディ、3ボギーの「65」で回った。前年大会2位のリベンジを狙う。 中島は難関ホールの最終18番(パー3)をパーでしのぎ「最後はほとんど諦めだったんですけど、すごく良いアプローチで予想以上の結果になりました」と笑顔を見せた。今季は海外転戦暮らしだったため、国内競技は10月「日本オープン」以来3試合目とあって、日本ツアーの仲間と久々の会話も弾むようだ。「(昨年より)雰囲気が明るくなったねと。余裕が出てきたかなと思います。みんな、この試合に勝つためにやっていると思うので、それは僕も変わらない。勝つために必死でやります」と、最終戦での今季国内初優勝への意欲を口にした。 ツアー初優勝を含めてシーズン2勝の幡地隆寛、今季賞金ランキング22位の片岡尚之、ランク33位の鍋谷太一が4アンダーで1打差2位に並んだ。ショーン・ノリス(南アフリカ)が3アンダー5位、前年覇者の蝉川泰果は佐藤大平とともに2アンダー6位につけた。 1999年の日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足以降で最多の6人が可能性を残す賞金王争いは混戦模様の滑り出しとなった。ランク4位の岩田寛、ランク5位の木下稜介がイーブンパー12位。トップと約289万円差でランク2位の金谷拓実は1オーバー17位。 ランク1位の平田憲聖が2オーバー19位。2009年以来のツアー最長ブランクで賞金王戴冠が懸かる石川遼は、ランク6位から優勝必須の状況で1バーディ、4ボギーの「73」。ランク3位の今平周吾と同じ3オーバー24位と出遅れた。 <上位成績> 1/-5/中島啓太 2T/-4/鍋谷太一、片岡尚之、幡地隆寛 5/-3/ショーン・ノリス 6T/-2/佐藤大平、蝉川泰果 8T/-1/吉田泰基、河本力、金子駆大、清水大成