【チャレンジC展望】好走条件満たし妙味十分のマイネルモーメントが狙い目
以前は秋の阪神開幕週に行われており、当時の勝ち馬には、ジャパンCと宝塚記念を制したタップダンスシチー、天皇賞(春)を勝ったスズカマンボ、宝塚記念と有馬記念を制したドリームジャーニーなどがいる。12年からこの時期の阪神に移動し、16年までは芝1800m、それ以降は芝2000mで開催されている。昨年はここを制したべラジオオペラが後にGI大阪杯を勝った。今年は京都開催になるが、コース替わりの影響が出にくいデータを活用したい。 【写真】マイネルモーントのこれまでの軌跡 1.若い馬が強い 過去10回で3歳馬が7勝、4歳馬が2勝している。特に3歳馬は勝率35.0%と非常に高く、単勝回収率も238%だ。また、14年の勝ち馬トーセンスターダムと17年の勝ち馬サトノクロニクル、20年の勝ち馬レイパパレ、21年の勝ち馬ソーヴァリアント、そして昨年の勝ち馬ベラジオオペラは、これが古馬混合重賞初挑戦だった。若くて勢いのある挑戦者が通用しやすい傾向。 2.ゆとりのあるローテーション 過去10回で、中4-8週で参戦した馬は[6-7-3-38]で複勝率29.6%、中9週以上の休み明けだった馬は[3-2-4-18]で複勝率33.3%。対して、中3週以内だった馬は[1-2-2-47]で複勝率9.6%。詰まったローテーションの馬は強調できない。 3.条件戦からの勝ち上がりに妙味あり 過去10回で、前走が3勝クラスだった馬は[1-2-2-8]で複勝率38.5%と非常に高い数値をマークしている。複勝回収率も144%だ。前走が重賞だった馬も、特に前走GIの馬で[3-1-4-18]と好成績だが、それを上回る妙味が前走3勝クラスにはある。 マイネルモーントは4歳馬で、前走の3勝クラス1着以来、約5カ月半の休養明け。ここでの好走条件を満たしている。妙味が十分で、ゴールドシップ産駒だけに今の荒れてきた京都の芝も合いそうだ。人気もなさそうで、狙いたい。