山口県下関市に総額1億円寄付した個人投資家に感謝状…市長「子どもたちのために使わせていただく」
山口県下関市は29日、市に2000万円を寄付した県酪農乳業協会副会長で個人投資家の松永道幸さん(75)に感謝状を贈った。松永さんは2019年から毎年寄付を続けており、総額は今回で1億円に達した。 【地図】下関市の位置
寄付は市が約15年前に導入した「ふるさとしものせき応援寄付金」。寄せられた善意は基金として積み立てられ、市内の小中学校に設置するミスト扇風機や公園にある遊具の改修費などに充てられるという。
市役所で行われた贈呈式では、松永さんが目録を前田晋太郎市長に手渡し、感謝状を受け取った。前田市長は「多額の寄付をありがとうございます。浄財は子どもたちのために使わせていただく」と謝辞を述べ、松永さんは「下関に住んで五十数年。少しでも皆さんの役に立ちたい」と話した。