<春再び・センバツ2021東海大相模>選手紹介/5 /神奈川
◇守備の要捕手にも挑戦 小島大河選手(2年) 右投げ左打ち 178センチ75キロ 2020年8月の独自大会「県高校野球大会」の決勝・相洋戦で逆転勝ちした先輩の姿が目に焼き付いている。自身も最上級生の立場になり、「チームを引っ張っていかなければならない」と自覚するようになった。大塚瑠晏(るあん)主将(2年)と二遊間のコンビを組む「守備の要」(門馬敬治監督)だ。 相洋戦では送球が乱れるミスが続いた。「前に出る姿勢が足りなかった」と振り返る。試合中の気持ちの大切さを学んだ。「自信をもってプレーをできるように」と心掛ける。 同年10月の秋季大会では、1回戦の石橋(栃木)戦で3連続セーフティーバントを成功させた。「(サインが出ても)動揺はなかった。準備してました」と冷静な一面もある。冬にかけ、中学までは経験がなかったという捕手にも挑戦。「だんだんできるようになった」と笑顔を見せる。 昨夏、甲子園で行われたセンバツ交流試合ではベンチ入りしたが出場は果たせず、悔しい思いをした。「走攻守で活躍し、チームが優勝できるように頑張りたい」。この春への思いは強い。【宮島麻実】=随時掲載