大阪桐蔭“史上最強世代”、生き残った3人は来季が正念場…エースは今季で戦力外
日本ハム・柿木 蓮投手(大阪桐蔭)の戦力外が決まった。プロ6年目。今季は育成選手として二軍戦にすべて中継ぎとして登板して、16試合で防御率2.21だった。今季は145キロ前後の速球、130キロ台のスライダー、フォークを投げ込み、内容としては悪くなかった。14日にトライアウトを受ける意向といわれるが、万全の状態で臨んでもらいたい。 【一覧】プロ野球 11月1日までの戦力外・引退者 柿木は18年のドラフトで、中日1位の根尾昂投手、ロッテ1位の藤原 恭大外野手、巨人4位の横川 凱投手とともに“大阪桐蔭4人衆”と騒がれた。甲子園で春夏優勝し、大阪桐蔭史上最強世代とも呼ばれた。 ほかの3人の今シーズンを振り返ると、投手転向3年目の根尾は一軍3試合で防御率9.39だった。現状のままだと、支配下にいるのは厳しい立場だ。藤原は72試合で2本塁打、20打点、打率.291と内容は悪くないシーズンになった。ただ、入団前からの期待値からするとまだ物足りない。来年は一流になれるか、そこそこの選手で終わるか正念場の1年になりそうだ。 横川は12試合で防御率0.94と着実に成績は良くなっているが、投球回は昨年の84.1回から28.2回と大きく減少している。巨人は選手の入れ替えが厳しく、結果を残せなければ、育成契約を結ぶ選手が多い。来季は今年以上の成績が求められる。 プロ7年目は今後の野球人生を左右するシーズンとなりそうだ。