【J1】新潟の心臓・秋山裕紀が今季を振り返る!“残留”かけ難敵・浦和に臨んだ最終節 “てっぺん”目指したルヴァン杯「本来の力証明できた」
平均パス数・プレー総数リーグ1位「常に1つ、2つ先の手を」
2019年に高卒でアルビレックス新潟に加入した秋山。 プロ5年目の今季は副キャプテンを務め、リーグ戦38試合中36試合に出場したほか、1試合の平均パス数は86、ボールに関わった平均プレー数は93.3と、J1リーグの選手の中でトップだった。 クラブOBで現在はアルビレックス新潟営業部の野澤洋輔さんは「J1の中でトップのスタッツの項目もあるが、一番の特長はとにかく技術があること。ボールをもらう前はもちろん、ボールを受けた後も相手の状況によって自分のプレーを変えられる、選択できる選手」と秋山のスゴさを語る。 では実際、試合中にはどんなことを意識しているのだろうか。 秋山は「まずは相手のゴールにいち早く迫るために、ボールを早く前に届けるというところは意識している。また、ボランチなので状況をしっかり把握して、それをどう実行していくか、判断していくかというところのスピード感は求められていくので、常に1つ、2つ先の手を読むようにはしている」と話した。
“てっぺん”まであと一歩も…「本来の力証明できた」
指揮を執った松橋監督が“てっぺん”を目指すと掲げて始まったシーズン。YBCルヴァンカップでは、あと一歩の準優勝に輝いたが、J1リーグでの最終順位は16位だった。 「非常に難しいシーズンを過ごしたなと思うし、最初、監督が言っていたてっぺんを目指すというところからは、逆のプランになってしまったなというところはある。一方、ルヴァンカップについてはチームとして良い方向に進んでいたし、一つ勝てば準決勝、一つ勝てば決勝という、次のステージに進むことができたので、そういう意味では自分たちが持っている本来の力というのはルヴァンカップで証明できたかなというふうに思う」 その届かなかったてっぺんを目指して、最後に来季への意気込みを聞いた。 「今季、熱い応援をありがとうございました。J1残留を決めることができたので、アルビレックス新潟というすばらしいクラブが来年J1でプレーできる。サポーターの皆さんと一緒に来年はてっぺんを目指したい」 (NST新潟総合テレビ)
NST新潟総合テレビ
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