浜松市3人殺害事件の裁判員裁判 検察側「被告の男が犯人」被告が"別人格"による犯行と主張し問われる責任能力=静岡地裁浜松支部
2022年3月、浜松市の住宅で3人が殺害された事件の裁判員裁判で、中間論告が開かれ検察は改めて被告の男が犯人であると主張しました。 浜松市中央区佐鳴台の無職の被告の男(25)は2022年3月、自宅で祖父母と兄の3人をハンマーで殴るなどして殺害した罪に問われています。 11月18日は被告の男が「犯人」かどうかをいったん整理するための中間論告が開かれ、検察側は被告の男が自白していることや、凶器とみられる金づちから被告の男のDNAが検出されたことを挙げ被告の男が犯人だと主張。 一方の弁護側は、犯行を目撃した人が誰もいないことや被告の自白や供述、家族の証言は信用性に欠けるとして犯人性は慎重に判断すべきと反論しました。 被告の男は犯行時の記憶はないとしたうえで、自分の体を乗っ取る「別人格」が3人を殺害したと述べています。 裁判は被告の「責任能力の有無」を中心に審理が進められます。
静岡放送