ソフトバンク宮川社長、「ahamo」20GB→30GBに「行き過ぎた値下げは疑問だが“売られた喧嘩”は買った」
ソフトバンク代表取締役社長執行役員兼CEOの宮川潤一氏は、8日、第2四半期決算会見で、NTTドコモの「ahamo」の改定による影響を問われ「動くか動かないか考えていたが、対抗した」と語った。 【画像】ワイモバイルとソフトバンクの間での乗り換え、直近ではソフトバンクへ乗り換える人が多いという ドコモの「ahamo」は10月、改定によって通信量が20GB→30GBに増量となった。KDDI、ソフトバンクも対抗策を打ち出しており、たとえばソフトバンクはワイモバイル・LINEMOで30GB使える料金を11月1日に導入した。 宮川氏は「行き過ぎた値下げは、中長期で見ると本当に良いのかと疑問を感じる。少し抵抗してみたいなと思った」としつつも、ドコモの動きを看過できず、対抗策を打つことになったと説明。 物価高が続くなかで、「ソフトバンクにも多くの取引先がいる。社員もいる。昇給も業界全体で考えなければならない。物価の上昇に応じた値上げは、当たり前のようにできるマーケットに落ち着いてくれるとありがたい」としつつ「売られた喧嘩を買ったということ」と結び、同氏らしい砕けた表現で、競争環境への思いを語った。
ケータイ Watch,関口 聖