アートで読み解く日本国憲法。「日本国憲法展2024」が都内の3会場で開催へ
昨年、東京都内の3会場で開催され大きな話題を呼んだ「日本国憲法」展。その第2弾となる「日本国憲法展2024」が9月21日~11月17日の会期で開催される。 本展は、2019年に刊行された『日本国憲法』(松本弦人編、TAC出版)にインスパイアされたもの。同書に掲載された作品とは異なる新たな作品を、憲法の条文とともに展示することで、憲法を体験し新たな角度から再考する機会を提供する。 今年の展覧会は、東京都内の無人島プロダクション、MISA SHIN GALLERY、青山|目黒 の3会場で展開。広島市現代美術館の学芸員・角奈緒子が展示ディレクターを務め、憲法と美術の関係に焦点を当てた内容となっている。 日本国憲法は1946年に公布され、約80年が経過したいまも、現代社会においてその意義は再評価され続けている。とくに今年は、NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の冒頭に日本国憲法第14条が登場し、憲法への注目度が高まっている。そんななか、多くの人々が憲法と美術の融合を楽しむことが期待されている。 また、本展は日本国憲法の公布日である11月3日(文化の日)にあわせて開催される。約2ヶ月間の会期を通じ、日本国憲法の条文が持つ深い意味を再認識し、それに関連する現代美術の多様な表現を楽しむことができる。