世界最強馬イクイノックスの半妹 ひと夏を越して自己条件から再出発
自己条件で足踏みは許されない。名馬イクイノックスの半妹となるガルサブランカ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、日曜中山7Rの3歳上1勝クラス(芝1600m)で2勝目を狙う。 【写真】イクイノックスの半妹ガルサブランカのこれまで ガルサブランカは父キズナ、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローの血統。母は15年のマーメイドSの覇者。そして半兄のイクイノックスは一昨年と昨年の天皇賞(秋)を連覇するなど、GIを6勝した歴史的名馬。また、同じくヴァイスメテオールも21年のラジオNIKKEI賞を制している。 ここまで4戦1勝。昨夏の新潟の新馬(芝1600m)でデビュー勝ち。良血だけにクラシック候補の呼び声が上がったが、その後はベゴニア賞が2着、そして桜花賞トライアルのチューリップ賞でも8着に敗れたため、春二冠は断念。立て直された迎えた前走の1勝クラス(芝1600m)でも1番人気を裏切って5着に敗れ、再度の休養に入っていた。 今回は約3カ月ぶりの実戦となるが、乗り込み量は十分だ。そして鞍上には主戦のルメール騎手が帰ってきた。本当に良くなるのは先かもしれないが、再度の1勝クラス参戦なら、きっちりと決めてくれると信じたい。